Webデザイナーの働き方の種類と雇用形態
Webデザイナーの働き方の種類と雇用形態
Webデザイナーの働き方の種類と雇用形態
Webデザイナーの雇用形態
Webデザイナーは働き方の自由度が高く、また勤務先の業種やニーズもさまざまです。
その働き方や職場規模などに応じ、正社員、契約社員、派遣社員、パートなど雇用形態も多様化しています。
Web制作会社やWebサービス開発会社、広告代理店など、継続的にWebに強い戦力が求められる企業では正社員や契約社員の雇用が多いです。
一般の事業会社では、一時的にWebデザイナーが必要な場合や簡単な運用業務を行う場合があることから、派遣社員やパートタイムでの求人が多い傾向です。
雇用形態によって仕事上の責任や勤務時間、残業の有無、待遇などはさまざまになりますので、自分の働き方についてもよく考えて選びましょう。
正社員のWebデザイナー
責任感とプロ意識が求められる
正社員のWebデザイナーでは、他の雇用形態と比較すると待遇が安定しています。
一方で仕事の責任も重くなるために残業も多く、また会社のデザイン面のレベルアップに貢献するというプロ意識が求められます。
待遇面が安定
正社員の場合、社会保険などの福利厚生がしっかりしていることが多く、業界の特徴から有給休暇も使いやすくなっています。
給与は会社規模にもよりますが、年収で350~500万円くらいが多いです。
キャリアが積める一方で、業務範囲は限定的
正社員の場合、社内でディレクターなどの管理職やデザインチームの主任になるなどキャリアアップも期待できます。
一方で、会社によって受注する案件の幅が決まってくるため、同じような業務を繰り返すことも多く、仕事での刺激がなくなったり、スキルアップの限界を感じることもあります。
派遣のWebデザイナー
実力で仕事内容や待遇が変わる
派遣社員としてWebデザイナーをする人は多いです。
派遣の場合、派遣会社がデザイナーのスキルや経験をもとに案件を探して紹介しますので、条件のいい仕事をすることができます。
また経験が不足している場合は業務負荷の少ない案件や、アシスタントがメインの案件などを回してくれます。
スキルや仕事内容によって給与など待遇面も変わりますが、実績のある人なら良い条件の仕事も探しやすいのが特徴です。
未経験でも実績を積める
派遣の場合、未経験だとしても簡単な業務を依頼する派遣先をまず紹介してもらえるため、未経験だとしても実績を積むのは難しくありません。
また、仕事が見つかるまでの間、必要なスキルやビジネスマナーをトレーニングしてくれる派遣会社も多くなっています。
派遣で実績をある程度積んで、正社員の採用試験を受けるケースも少なくありません。
また、契約によっては派遣として勤務していた先と雇用契約を結べることもあります。
アルバイト・パートのWebデザイナー
仕事内容はアシスタントが中心
アルバイトやパートでもWebデザイナーの求人は行われており、求人サイトでは経験者、未経験者どちらの募集も見られます。
主な仕事は社員デザイナーのアシスタント業務で、簡単な素材作成や素材撮影の補助、チェック作業などが中心です。
過去に社員として勤めていたなど、スキルが明確な場合はより高度な作業を担当することもあり、作業に応じた時給になることもあります。
時間の自由が利くのが最大のメリット
アルバイトやパートは時間の自由が利くのが最大のメリットです。
週に3日だけ、1日あたり3~5時間の勤務という人も多く、ワークライフバランスを考える必要のある主婦や学生にも人気です。
Web制作について学べる。就職できることも
アルバイトやパートをしながらWeb制作について学び、将来Web業界で働きたいという人もアルバイトやパートで働く人に多く見られます。
能力やセンス、コミュニケーション能力が評価されれば、職場から直接スカウトされることもあります。
フリーランスのWebデザイナー
仕事内容は幅広い
フリーランスのWebデザイナーは、Webデザインがメインではありますが、企画やコーディングなど制作の幅広い部分に携わり、責任も重く、高度な知識・技術が求められます。
収入も自由な時間も増えることが多い
Webデザイナーは設備や経費がさほど必要ではなく、得られる報酬の大部分が自分の収入となるため、企業勤めよりも収入が高い傾向があります。
また、会社と違い勤務時間の束縛がないため、納期に支障が出ない範囲で自由なタイミングで仕事ができます。
仕事を安定的に得るのが難しい
フリーランスの欠点は、仕事を安定して得ることが難しいことです。
他の案件の都合や、健康状態、家族の状況による都合で、仕事を受けられないこともあります。
営業や事務処理など、制作以外のストレスや負担が大きな課題です。
副業・在宅のWebデザイナー
仕事は軽作業が中心
副業や在宅のWebデザイナーは、打ち合わせがスムーズにできないことから、バナー作成やブログやホームページの更新作業といった軽作業が中心です。
仕事そのものは難しくありませんが、納期をしっかり守ることが大切です。
時間に自由が利く
副業や在宅の場合、勤務時間の指定がないことが多く、時間は比較的自由です。
時間が指定されている場合でも、条件を調整することで自分の都合のよい時間で働けることが多いです。
収入はスキルと要領しだい
副業・在宅のWebデザイナーの場合、収入はスキルと要領によります。
制作だけでなく、営業にかかる時間も考える必要があり、時給換算すると非効率な場合も多いです。
勉強や下積みと考えるなら良いですが、本業や収入源として期待するなら業務の効率化を常に考えることが大切です。