「デザインお願いします」と言われてデザイナーは何を考えてデザインしているの?
「デザインお願いします」と言われてデザイナーは何を考えてデザインしているの? まずは「絶対に譲れないもの」を明確にする たとえば、お話を進めていくとこんな要望があがってきます。 会社のロゴがこういうデザインなので、メインの色はこの色がいいなあ製品を写真で大きく見せたいのでインパクトがほしいなあSEOに力を入れていきたいので、キーワードをたくさん入れられるようにしてほしいWEBサイトにはこんな動きをつけられたらかっこいいな!ユーザーは年配の人が多いので、文字は小さくしたくない など。 この時点でお客様にとって「絶対に譲れないもの」をしっかり理解しておきます。 どんなにかっこいいデザインにしても、狙ったユーザーのためになっていなければ意味がないのでお客様の要望と、こちらからのアドバイスをうまくまとめていきます。 「こんな雰囲気はどうだろう?」参考になるデザインを社内で共有して意見を出し合う 参考デザインは、ゴールに向けて「私たちが向かっているゴールとは何か」を関わる人みんなで共有するためのものです。 基本的にはデザイナーが参考デザインを探しますが、構成を考えたディレクターの頭の中にも少なからず完成形のイメージがあるはずです。 それがバラバラのまま進めるとうまくいかないので、ここで共有してゴールを明確にしていきます。 いざデザイン! ゴールが決まったので、デザインをしていきます。 私の場合は真っ白なキャンバスを眺めていても時が勝手に流れてしまうだけなので、とにかく思いついたものを配置していきます。(手書きでラフを描いていく人もいます) ・メインカラーはこれにしよう ・メインカラーに合わせてアクセントカラーはこんな色がいいかな ・このキャッチコピーにはこういうフォントが合いそう ・英語や数字はかっこいいイメージに合うものを選ぼう こんなことを考えながら手を動かしていきます。(この間は結構自由な思考回路で私は「デザインを楽しむ」ことに没頭します) そして、途中途中で客観的に見る時間を設けます。 「この色で本当に大丈夫かな」 「この文字サイズで、これくらい行と行の間が広いと読みにくいのでは…?」 「写真がこんなに大きいとノートパソコンだとかえって見にくいのでは」 と、ここであえて自分の作ったものにケチをつけてみます。 ここからが頭を使ってたくさん考えるモードです! 行き詰まっ […] …