【AI×デザイン】デザインをするAI(人工知能)の驚きの機能とは?
【AI×デザイン】デザインをするAI(人工知能)の驚きの機能とは?
【AI×デザイン】デザインをするAI(人工知能)の驚きの機能とは?
「デザイン」と聞くと、Webデザイナーや制作会社などがやる仕事を思い浮かべる方が多いと思います。しかし近年では、AI(人工知能)を利用してこれらの仕事を驚くほど短時間で済ましてしまうサービスが次々と開発されているんです。今回はこれからのデザイン業やデザイナーの仕事自体を大きく変える可能性を秘めたサービスの魅力をご紹介します。
デザインをするAI(人工知能)をご紹介
それでは、近年注目を集めている「デザインをするAI」をご紹介します。
Webサイト作成を助けてくれる”WiX ADI” (人工デザイン知能)
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“WiX ADI”はテンプレートを選択して簡単な情報を入力することで自動でWebサイトを作成することができるサービスです。”WiX”が開発した”ADI(Artificial Design Intelligence)”日本語で言うと「人工デザイン知能」がユーザーの要望に合わせてWebサイトの構成を考えてくれます。
ユーザーは初めにWebサイトの使用目的などのいくつかの質問に答えて500種類以上あるテンプレートから気に入ったものを選択するだけで、ひとまず体裁の整ったWebサイトが自動で作成されます。1万を超える写真や動画といった素材も無料で使用可能です。あとはブラウザ上の管理画面からテキストや画像、レイアウトなどをドラッグ&ドロップで簡単に編集することができます。
このように”WiX ADI”はユーザーがプログラミングの知識を全く持っていなくてもしっかりとしたWebサイトを作り公開する手助けをしてくれます。
参考
WiX ADI
かっこいいロゴを作成してくれる”Tailor Brands”
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“Tailor Brands”が提供しているのはAIが自動で会社やお店のロゴマークを生成してくれるサービスです。
会社名や業界、会社の雰囲気などを入力した後に関連キーワードや好きなロゴのタイプ、書体を選択したら、数種類のロゴマークを生成して提案してくれます。具体的な利用方法まで提案してくれるので、デザインに関する知識がなくても簡単に目的に合ったロゴマークが手に入ります。
このようにTailor Brandsのサービスは誰でも簡単に魅力的なロゴマークを使ってブランドを立ち上げることを可能にしてくれます。
参考
Tailor Brands
線画に自動着色してくれる”Paints Chainer”
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“Paints Chainer”は東京千代田区に本社を構えるベンチャー企業、株式会社Preferred Networksのエンジニアである米辻泰山さんによって開発された無料のオンライン線画自動着色サービスです。
Preferred NetworksはAI(人工知能)の深層学習の研究に力を入れており、このサービスも深層学習の技術を応用したものです。Paints Chainerは日本のコンテンツ産業に蓄積された膨大なデータを教師データとして学習し、「それっぽい絵」に着色する方法を身に着けます。ユーザーが写真や線画ファイルをアップロードすると、イラスト上の風景や人間の顔、服装などを認識して自動的に着色を行ってくれます。着色スタイルは淡く柔らかい「たんぽぽ」、ムラのないグラデーションが特徴の「さつき」、強い階調にハイライトと陰影が出る「かんな」の三種類のAIから選ぶことができます。
さらに、ラフな鉛筆画を自動で線画に変えてくれる機能に加え、選択した範囲に色彩の指示をしてユーザーの意図に合った色調にしてくれる機能も兼ね備えています。
サービスが公開された2017年1月当初から数日で100万件のアクセスを達成しSNS上でも話題となり、第21回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で優秀賞を受賞しました。特にアマチュア作家にとっては難易度の高い着色の工程を手助けするウェブサービスを、だれもが利用可能なものとして提供したことが大きく評価されました。
参考
プリファードネットワークス Paints Chainer
Preferred Networks
Japan Media Arts Festival
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最適なWebサイトをデザインする”The Grid”のAI “Molly” ※2020年5月現在サイト休止中
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“The Grid”はユーザーが入力した情報や画像から自動でWebサイトを生成してくれるサービスです。ユーザーがWebサイトで公開したいコンテンツと画像、カラースキームを入力するだけで”Molly”という学習するAIが適切なデザインを決定してくれるのです。
文章の内容に関しては、ユーザーが入力したものだけでなく、他のサイトからも関連する部分を選び出してテキストを出力してくれます。ユーザーがアップロードした画像に対しては適切な大きさに加工、さらに着色して、それに合ったテキストのフォントを決定するといった機能までそろえており、まさに夢のようなサービスです。さらに一度生成されたWebサイトもユーザーの動向を分析することで得られたデータに基づいて定期的にアップデートされるというところも注目すべき点です。
これまでWebデザイナーや制作会社が担当してきた仕事の多くをこの”The Grid”のサービスで補えてしまうというのですからまさに革新的なサービスといえるでしょう。
デザインをするAI(人工知能)は、今回ご紹介したもののほかにもたくさんあります。 これらの革新的なサービスはこれまでデザイナーや制作会社、さらには作家などが担ってきた多くの工程を瞬時に終わらせてくれるものであり、デザイン業界を大きく変える可能性を秘めています。膨大なデータを学習したAIが体裁を得たデザインを提供してくれるこのようなサービスは、新たに事業を立ち上げる人々やデザインについての知識がない人々に平等なチャンスを与えてくれます。
従来のデザインからそれっぽいデザインを生み出す技術が進歩するにつれて、デザイナーや制作会社はこれまでにない独創的なデザインを生み出すことが求められていくでしょう。今後も「デザインをするAI」の開発からは目が離せません。
今回ご紹介したようなAI(人工知能)やWebデザインに関わる知識をスクールで身に着けたいという方が近年増えています。