よくあるWeb担当者の悩みとその解決法
よくあるWeb担当者の悩みとその解決法
よくあるWeb担当者の悩みとその解決法
会社のWebサイトの成果が思うように出なかったり、Webサイトにかけるコストが掛かり過ぎていると感じたりすることはありませんか?今回はWeb制作担当者のよくある悩みから、今後どのようなWeb制作研修を社内で実践したほうが良いか、おすすめのWeb制作研修をご紹介いたします。
よくあるWeb担当者の悩み
記事の更新に手間や費用がかかる
この悩みはWebサイトの記事をWeb制作会社に外注している担当者の方に多く見られる悩みです。確かにWeb制作会社には、どのような施策をすれば効率よく集客ができるかなどのノウハウが備わっており、外注をすれば業務の負担を大幅に軽減することができます。 しかし、Webサイトを外注する場合、運用・管理もWeb制作会社に委託している企業が多く、その場合ランニングコストがかかってしまいます。また、わずかなテキストの更新であってもWeb制作会社を通さないといけないため時間がかかってしまいます。他にも何らかのトラブルなどが起こった場合、すぐには対応できない可能性が多くあります。Webサイトの記事を外注している場合でも、Webサイトの仕組みなどを学び、簡単な修正作業などは自社でもできるように体制を整えておくのがよいでしょう。Webサイトについての専門知識があれば、Web制作会社に外注する場合でも、制作の要望を適切に伝え、正確なディレクションができるようになります。
サイトのアクセス数がなかなか伸びない
アクセス数を伸ばす対策の一つとして「SEO (Search Engine Optimization )= 検索エンジン最適化」があります。SEOとは、検索エンジンであるキーワードを検索した時に自身のWebサイトが上位に表示されるように対策することです。
2017年、アメリカにあるInternet Marketing Ninjas社がGoogleの検索順位別クリック率を調査しました。その結果、検索一位の記事は21.12%というクリック率に対して、検索2位になると10.65%と1位の半分までにクリック率は減り、10位にもなると1.64%と13分の一にまで減ってしまうということが分かりました。 最新データは、ルーマニアのAdvanced Web Rankingが行った調査結果があり、毎月公表されています。2019年のアメリカでの調査では、 次の表のような結果が出ていました。PCとスマホで、1位のクリック率に差が出ている特長がありますが、2位以下は2017年の調査結果と同様、PC・スマホのいずれもクリック率が大幅に下がっているという結果が見られます。
検索順位結果 PC スマホ
1位 30.95% 23.08%
2位 15.63% 13.97%
3位 9.79% 9.49%
4位 6.17% 6.85%
~中略~
10位 1.08% 1.04%
そのため、サイトのアクセス数を伸ばすためにはSEOで上位になるように対策することがとても大切になってきます。
参考
Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study
Advanced Web Ranking: Google Organic CTR HistoryFresh CTR averages pulled monthly from millions of keywords
コンバージョンが少ない
コンバージョンとは、Webサイトに訪れたユーザーが、商品を買ったり、来店予約をしたりするなど、そのWebサイトにとっての成果をあげることです。このコンバージョンが高いほど成果を上げているWebサイトと言えます。
コンバージョンを高めるためには、ターゲットと目的をはっきりさせなければなりません。ターゲット層と目的がしっかりしていれば、Webサイトの方向性をどうするべきか、コンテンツもどのようなものが必要なのかが明確になります。目的がしっかりと決められていなければ、アクセス数が多くてもコンバージョン率の低いサイトになってしまいます。ターゲット層に魅力的だと思ってもらえるようなWebサイト作りが大切になってくるのです。
すべての企業に最適なIT研修を。各社のご要望に合わせてご提案します。
未経験から2か月でWebサイトの内製化の対応、自社オリジナルのシステムに対応したIT人材の育成、データ分析のスペシャリストの育成、新しいWeb・IT部署の立ち上げなど大手企業の事例多数。自由なIT研修が組めるから、様々なご要望に対応致します。
企業研修で取り組むべき内容とは?
企業のWeb制作担当者の悩みをいくつか挙げましたが、いくつかあてはまるものがあったのではないでしょうか。次は、これらの悩みを解消することが出来るWeb制作研修をご紹介いたします。
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記事の更新に手間や費用がかかる場合
Webサイト制作研修
Webサイトを作るためには基本的にHTML、CSS、 JavaScriptの3つの知識が必要となります。 HTMLは文章をWebページに反映させたり、文の構造を明確にしたりするだけでなく画像や動画などを挿入する役割を持ちます。CSSはHTMLで書いた文章の見栄えをよくするために、文字を大きくしたり、色を変えたり、表示位置を調整することなどに使用します。そして、JavaScriptはHTMLとCSSだけではできないWebサイトの動きをつけることができます。マウスの動きに連動してデザインが変化するなどのユーザーの動きに対応したWebページを作ることが可能です。
これらの3つのスキルを身に付けるためのWeb制作研修を実施することで、自社でもユーザーの印象に残るようなデザインのWebサイトを作ることができるようになります。 このWeb制作研修はある程度自社でWebサイトを作る体制を整えたい場合にも有効ですが、その他にもWebサイトの外注先とスムーズにコミュニケーションを取りたい場合にも有効です。Webサイトが作られる仕組みが分かれば具体的にどのようなWebサイトを作ってほしいか、どこを修正してほしいか伝えやすくなります。また、簡単な修正なら自社でもすることができるようになり、コストを削減することができます。
成果が出るWeb制作スキルを学ぶ「HTML・CSS・JavaScript研修」
WordPress研修
WordPressとは、CMS(Contents Management System)というツールの1種です。CMSは別名コンテンツ管理システムといい、Webサイトを簡単に管理、更新できるようにするシステムです。本来、Webサイトを更新する際にはHTMLやCSSを編集する必要があり、Webサイトの制作スキルを持っていない方にとって難易度が高く、手間がかかってしまいます。 しかし、CMSを使うことで、専門知識を必要とする作業をシステムによって省くことでき、簡単に更新ができるようになります。
WordPressのWeb制作研修を実施することで、自社でWebサイトを管理できるようになるため、継続的にかかっていたコストをカットすることができるようになったり、より柔軟なWebサービスを展開したりすることができるようになります。Webサイトを内製化しようと考えているのであればオススメの研修です。
業界初PHP技術者認定スクールで学ぶ「PHP研修」
サイトのアクセス数がなかなか伸びない場合
Webマーケティング研修
Webマーケティングは主にWebサイトの登録者やアクセス数を増やすことを目的としています。先ほど挙げたSEO対策は、Webサイトの登録者数やアクセス数を増やすために行う施策のうちの一つです。検索エンジンからの検索結果が上位に表示されるほどクリック率は高くなりますが、そのためにはWebサイトを上位にヒットさせるための対策をする必要があります。SEOではよりユーザーにとって有益なサイトが上位に上がるようになっています。そのため、Webサイトの情報がユーザーにとって有益であり、見やすく、使いやすいデザインであると検索エンジンから評価をされる必要があります。WebマーケティングではSEO対策の他にも、検索エンジンの検索結果ページに掲載される広告を使ったり、アクセス解析をしてWebサイトに訪れたユーザーの情報や傾向を調べ、今後の戦略を練ったりします。Webサイトのアクセス数が伸び悩んでいるのであれば、Webマーケティングの研修を行い様々な対策をとるのも一つの手でしょう。
Webサイトの成果を最大化するスキルを習得「Web&デジタルマーケティング研修」
コンバージョンが少ない・サイト運営に課題を抱えている場合
ITコンサルティングを受ける
Webサイトのコンバージョンが少ない場合は様々な理由が考えられます。例えば、Webサイトのデザインや使い勝手が悪くコンバージョンが下がっているなら、UI/UXをWeb制作研修として学ぶべきでしょう。UIはユーザーがPCとやり取りをする際の入力方法や表示方法などの仕組み見た目のデザインのことで、UXは物やサービスなどによって得られるユーザー体験のことです。UI/UXを踏まえることで、自分の想定しているターゲット層の人々がどのようなWebサイトを使い、どのようなWebサイトを求めているのかを把握することが出来ます。このようにコンバージョンが少ない原因を把握することが出来るのであれば、その原因を改善するためのWeb制作研修を受けるべきです。ですが、コンバージョンが少ない原因を掴めていない場合はITコンサルティングを受け、コンバージョンが少ない原因を探し出すのが良いでしょう。ITコンサルティングとは企業の経営課題の解決を目的としたもので、企業の経営方針に沿ったIT戦略の提案を受けることができます。コンバージョンでお悩みの方は、一度プロのITコンサルティングを受けてみるのも一つの方法です。
その他のオススメの研修
ITリテラシー研修
ITリテラシーとはITを使いこなす能力を意味しています。 ITリテラシー教育を行う目的の1つに、ITを活用した業務効率化を図るということが挙げられます。ITスキルを社員に定着させることによって、社内で導入したITシステムへの理解度を深め活用しやすくすることができます。そして、結果的に業務を円滑に進めることができるようになります。
もう1つの目的は、ITのセキュリティ対策を学ぶことです。近年では、ウィルス感染したメールにより、企業の機密情報が盗まれる事件も多発しています。ITリテラシー教育の中でセキュリティについて学ぶことによって、外部からの攻撃に対する危険意識を高めることができます。
また、パソコンやタブレットなど、会社から貸し出された端末を扱う機会もあるでしょう。情報漏えいを避けるために、端末を利用する際は運用上のルールを守ることの重要性を社員に理解させることが欠かせません。
現代は仕事をするうえでITは欠かせませんが、セキュリティ対策の重要性を十分に理解している方は多くないのではないでしょうか。ITを正しく安全に利用させるための教育が必要となってくるでしょう。