【文系・女性でもOK! 】プログラマーに必要な能力とは?
【文系・女性でもOK! 】プログラマーに必要な能力とは?
【文系・女性でもOK! 】プログラマーに必要な能力とは?
「プログラマー」や「プログラミング」と聞いて「私は文系だからプログラミングは向いていない」、「男性が多いイメージがあるし、私は女性だからプログラマーになるのは無理じゃないか」と感じている方も多いのではないでしょうか。しかし実際はプログラマーに求められる能力は単なる「数学力」などではなく、プログラマーは文系の方や女性の方でも関係なく誰でも目指すことのできる職業なのです。
今回は主に「そもそもプログラミングとは一体何なのか」、「プログラマーになるためにはどんなプログラミング言語を身につけておいた方がいいのか」、「プログラマーになるために求められる能力は何なのか」についてご紹介したいと思います。
プログラミングの基本知識
まずは「そもそもプログラミングって何?」という方や漠然としたイメージしかもっていない方に向けてプログラミングについて簡単に説明させていただきたいと思います。
プログラミングとは?
プログラミングとは一般的に”コンピューターのプログラムを作成することで、コンピューターに人間の意図した処理を行うように指示を与える行為”と定義されています。簡単に言うと、「こういう風に動いてほしい」という作業をコンピューターに伝えるために、コンピューターが理解できる言語で作業書(プログラム)を作るということです。
人間ならば指示が不十分でも融通をきかせて期待通り動いてくれることもあるでしょうが、コンピューターの場合は何をするのか順序立てて事細かに伝えなければ動いてくれません。逆に指示がしっかりしていれば、コンピューターは非常に複雑で面倒な計算でも人間をはるかに上回る速さで正確にこなしてくれます。
プログラマーにとっては、コンピューターに問題を解決してもらうという目的のために、正確に、そして正しい順番でプログラムを作成することが重要なのです。
プログラミングの基本知識
私たちの身の回りはプログラミングによって開発されたもので溢れています。スマートフォンやパソコンはもちろん、家電製品から駅の自動改札まで、あらゆるものがプログラムされることによって、人間の仕事を自動化し、私達の生活を便利にすることに役立てられています。
近年ではITサービス市場の拡大に伴ってプログラミングのスキルを持ったプログラマーなどのIT人材の需要が高まっています。今後こうしたIT人材の不足が見込まれる中で、プログラミングを学んで就活を有利に進めたいと考える学生の方や、キャリアアップやプログラマーへの転職を考えている社会人も増えてきているでしょう。
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プログラマーが身につけておきたいプログラミング言語をご紹介
コンピューターに対してはコンピューターが理解できる言語、すなわちプログラミング言語を使用する必要があります。 コンピューターも人間と同じように言語によって指示を与えられて動作するのです。
プログラミング言語といっても特長や開発用途の向き不向きに違いがあるので、言語ごとの違いを把握しておくことが大切です。ここでは数多くあるプログラミング言語の中から多くのプログラマーが使用している有名な言語をいくつかご紹介します。
HTML
HTMLはWebサイト制作には必須のWebプログラミング言語であるため、ほとんどのプログラマーが身に着けています。Webサイトの見た目を作るときに画像や動画を表示させるために用います。
HTML
PHP
PHPはブログや、FacebookなどのSNSを作る際によく用いられるプログラミング言語です。 構造がシンプルであるため、プログラミング初心者でも比較的容易に学習できるプログラミング言語であることも特徴です。
PHP
Python
Pythonは、今話題の人工知能(AI)や中~大規模のWebアプリケーション開発にも使われている、今最も注目度が高いプログラミング言語(※)です。それにもかかわらず、文法がシンプルで読みやすいことから、プログラミング言語の中でも比較的学びやすいという特長もあります。ITトレンドの最先端の分野で活用されていることもあり、今後もニーズが高まっていくでしょう。
※IEEE Spectrum「The 2018 Top Programming Languages」より
Java
汎用性に優れたプログラミング言語であるため、IT業界ではJavaを身に着けたプログラマーの需要は昔から安定して高い傾向にあります。
Webやゲーム、アプリ、ソフト開発など様々な分野で活用されています。比較的難易度は高いですがJavaを身に着ければ就転職の強い味方になるでしょう。
Java
C#
C#はMicrosoft社がJavaなどをもとに開発した独自のプログラミング言語です。Windows向けのアプリケーション開発だけでなくMac OS、iPhone、Android向けのアプリケーション開発にも使うことができます。このプログラミング言語は仕様がやや複雑である分、できることが多いのが特徴です。
C#
プログラマーに必要な能力とは?
プログラマーと言えば、「文系で数学が得意でない人はプログラマーにはなれないんじゃないか」、 「プログラマーは技術を持った男性がひたすら一人で黙々とやっているのだろう」という間違ったイメージが多く持たれていることもまた事実です。
しかし実は、プログラマーに求められる能力は「数学力」だけではありませんし、文系出身や女性プログラマーも数多く活躍している職業なのです。 ここからは、数学力以外にプログラマーに求められる能力とはいったいどのようなものなのか、ご紹介します。
好奇心と向上心
IT業界、Web業界は技術進歩が激しく、新しいプログラミング言語もどんどん増えたり、バージョンアップしたりして変化が大きい世界です。そのため、新しい物事や情報に対するキャッチアップが苦ではないこと、新しい分野の開発に積極的に取り組み、不足した知識を学び続ける好奇心や向上心が欠かせません。活躍し続けられるプログラマーを目指すのであれば、この二つは必須要件と言えるでしょう。
体力と集中力
プログラマーは、椅子に座ってパソコンに向かい、コードを書き続ける作業時間が長いため、集中して作業を行えるだけの集中力と体力が欠かせません。
昔はハードワークとして捉えられていたプログラマーの職業も、働き方改革の推進で随分とそのイメージも払しょくされつつあります。それでも、問題が解決しない時には長丁場での仕事が求められることも多く、考え続けたりプログラムを書き続ける上での最低限の体力は必要です。
コミュニケーション能力
「プログラマー」と聞くと一人で黙々とプログラミングをしているイメージが強いかもしれませんが、実際は、職場において様々な人と意思疎通をしながら仕事を進めていくことも求められます。
会社でプログラマーとして働く以上、一人で黙々と好きなプログラムを書き続けるわけではなく、 クライアントとの打ち合わせの場で「相手が何を求めているのか」、「どうすれば相手を満足させられるのか」を的確に把握しなければいけません。
また、プログラミングは社内で開発チームを組んで行うため、システムエンジニア(SE)などの同僚や、マネージャーに対し「自分の考えを正確に要領よく伝える能力」も重要です。
プログラマーに必要な能力
このように、プログラマーとは「相手の意図を的確にくみ取り」、「自分の考えを正確に伝える」、という意味でのコミュニケーション能力が求められる職業なのです。ここでいうコミュニケーション能力とは単に「相手に合わせるのがうまい」や、「話が面白い」という意味ではないことに注意してください。
論理的思考力と問題解決能力
プログラミングをする上で問題が発生するのは避けられないことです。誤ったプログラミングをしてバグが発生したら粘り強く修正しなければいけません。
この時、「何が問題なのか」、「どうして問題なのか」、「問題を解決するためにはどうしたら良いのか」という思考プロセスを、解決策が出るまで繰り返さなければいけません。
また、いつ・誰が見ても、美しく理路整然としたコードを書くことも、プログラマーとして求められる大切な素養の一つです。「動けばいい」と考えて書くと、後々エラーの原因になってしまったり、後で手を加えようとするときに手が付けられない状態になってしまっていることも往々にしてあります。そのため、先を見通して後から改修や機能追加がしやすいようなコードを書くためにも、論理的思考力は欠かせないのです。
数学力は必要?
しばしば「数学ができない文系出身者はプログラマーになることはできない」などという声を耳にします。しかし実際は、人工知能や画像認識といった高度な処理を要するプログラミング以外では、高校生レベルの数学の知識が求められることはほとんどありません。必要になるのは小中学生の義務教育レベルの知識までであることがほとんどです。
プログラマーにとって重要なのは「論理的で順序立った指示をコンピューターに与えること」です。この「論理的な思考」は数学においてもたいへん重要なものですが、プログラミングにおいて数学の知識が求められるというわけではありません。
英語力は必要?
必須とまでは言えないものの、「英語力」は「数学力」に比べるとプログラマーが身に付けておくと便利なスキルです。なぜかというとプログラミングのコードが英語で記述されているからです。中学生レベルの簡単な英語を理解していれば困らないものも多いですが、英語に習熟していればわざわざコードを翻訳したり、英語を覚えたりする手間が省けます。
また、プログラミングの深い知識や最先端の文献は英語で記述されていることが多いため、そうした情報に抵抗なくアクセスできればプログラマーになる上でも、周りと差別化を図ることができるでしょう。